鉄道軌道整備法の改正で災害復旧で黒字JRへ税金投入可能に
ちょっと古い話ですが、8月1日、自民党の「国土交通部会」で「鉄道軌道整備法の一部を改正する法律案」について部会承認を得たようです。
今までも赤字鉄道会社について大規模な災害被害を受けた場合、1/4以内の国からの補助を受けられましたが、JR東日本のような黒字会社は対象外でした。
しかしながら、JR東日本などの黒字会社からすれば、赤字ローカル線について大規模な出費をしてまで、復旧することはいくら公共交通機関であるとしても、営利企業として難しいところがあります。
地元などの強い熱意や要望(重要なインフラと考えるかどうか)によって、復旧が必要と判断するケースもあるが、復旧を諦めざる得なかったところ、今回の議員立法によって可能になるのではないかとのことです。
今後、与党内や国会内での調整がうまくいけば、法律として施行され、いろいろなローカル線の復旧への道が出てくるかもしれません。
今回の災害で大きな被害を受けた日田彦山線や久大本線なども対象となるかもしれませんね。
東北大震災でも快速列車で都市間輸送も行なっていた気仙沼線の復旧を諦め、三陸鉄道は復旧できたのは少し違和感を感じていましたが、今後はそういうことは減るかもしれません。