JR東がWest Midlandsのフランチャイズを取得決定
JR東日本とAbelioと三井物産の合弁会社であるWest Midlands Trains Limitedが、West Midlands railのフランチャイズを獲得しました。
予定では2017年12月(のはず)より現在のGoviaが運営している、London midlandから引き継がれることになっています。
Improved journeys are on the way for rail passengers under new deal with West Midlands Trains Limited https://t.co/Bpe8Po4N9k pic.twitter.com/UwFudZfJPe
— Dept for Transport (@transportgovuk) 2017年8月10日
West Midlands Trains Limitedは2019年までに車内wi-fiの整備や車両調達など大きな設備投資をする宣言をしています。
#News: Near £1 billion investment to bring new trains, extra seats and more frequent services https://t.co/MjAOWnf9B1 pic.twitter.com/4AL7dMD7W6
— West Midlands Rail (@westmidsrail) 2017年8月10日
そもそもどこを走るの?
View our interactive map to see new #WestMidlands rail franchise improvements https://t.co/8qbEcULWzK
— Dept for Transport (@transportgovuk) 2017年8月10日
ロンドンのユーストンからバーミンガムやリバプールのあたりを走る近郊列車です。特急列車は別のフランチャイズが運営していて、「Virgin Trains」という昔日本にも就航していたヴァージンアトランティック航空の関連会社です。
Abelioって何?
旧オランダ国鉄を継承したオランダ鉄道(Nederlandse Spoorwegen)の子会社です。ドイツやチェコでAbelioの名前で運転されている他、イギリスでは、「Scot rail」を運営していたり、「Greater Anglia」については三井物産と合弁で運営しています。
フランチャイズってどういうこと?
詳しいこと知りたい方は英国鉄の秩父路さんが書いている「イギリス鉄道のフランチャイズ制度」を読んでください。簡単に言うと、イギリスは鉄道民営化の際に、線路保守会社などの「下」と列車運行会社の「上」を分離する「上下分離」を行なっていますが、列車運行会社の運営権は定期的に入札させて競争させる制度を実施しており、その運営権がフランチャイズとなります。
イギリスみたいに鉄道運営会社がサービス競争に走るというのは羨ましい環境ですね。